冬の欠片


この部屋に冬の欠片をさがしている


開け放つ窓の向こう
白い空をさがしている



踏み出す勇気も
とどまる勇気も
どちらももてずに


私はずっとさがしているのだ
受け止めてくれたあの日々を




どこにも行かず
ふざけあってばかりいた二人



あの部屋の窓は
明るかったね


あなたのからだは
とても
あたたかだったね




燃え盛る炎のかたわら
しじまだけが
二人を包んでいた





そこから先の時間も
あのとき


火にくべてしまえば
よかったのかもしれない
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by soraemori | 2011-06-19 14:46 | 恋歌