雪が降っている

木や草や道ばたの石ころの上に
橋や道路や缶カラの上に
仄暗い
この町の屋根に



雪が降っている

目を閉じてここまで
白いまま
冷たいままで



これは哀しみなのだろうか
この汚れた地表を庇うため
生まれてきたわけではなかろうに


それでも


雪は降っている

ものも言わずに
与えられたさだめを
受け入れるように


どうしようもなくて
震えながらも



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ベランダより

by soraemori | 2008-02-13 10:11 | いつか昔に書いた詩