秋 ~母の手~




朝の空気が
ひんやりと
私の頬をなでさする

母の手のように



泣きそうな胸で顔を上げ
じっと見入る空


母の白い手は
空になく
母の白い手は
風にあった


秋の匂いを連れた
懐かしい風の向こうで

そっとゆらいでいた
by soraemori | 2008-09-19 02:24 | いつか昔に書いた詩